自分で描いた絵をNFTにして売りたい!
NFT化した絵の売り方は?
絵を描く仕事をしており、新たな収入源として考えている…
非代替性トークンNFTは「唯一無二の一点者」であり、コンテンツクリエイターにとって新たな収入源として注目されています。
クリエイターをはじめ絵を書くのが好きな方であれば「NFT化して絵を売って稼いでみたい」と思うはず。
ただ、NFTは新しい技術であり、売り方がわからず腰が重くなってしまいますよね。
結論、NFTを販売するまでの手順は難しくなく誰でも簡単にできます。
本記事では、自分の描いた絵をNFT化して今すぐにでも売りたい方向けに「どういう手順を踏めばいいのか」「どうやって売ればいいのか」について詳しく解説しました。
何かと話題のNFTですが、まだまだ規模は小さくこれら伸びる市場なので、今から根を張って人気のクリエイターとしての活動をスタートしてください。
A. 誰でも以下6つのスッテプでNFTアート(絵)を売れます。
- コインチェックに登録する
- イーサリアム(ETH)を購入する
- メタマスクをインストールする
- メタマスクにイーサリアムを送金する
- NFTマーケットプレイスに登録する
- 絵(アート)をNFTにして出品する
なお、NFTアート(絵)を売るには、仮想通貨取引所に登録する必要があるので「コインチェック」のように無料で開設できる取引所を選ぶのがおすすめです。
登録だけでも済ませておきましょう。
1.NFTで絵(アート)を売る方法【6つのステップで解説】
NFTアートを売る方法を下記の6つのステップで解説します。
手を動かしながら読み進めていきましょう。
1-1.コインチェックに登録する
イーサリアム(ETH)を購入するために「コインチェック(仮想通貨取引所)」で口座開設します。
NFTは仮想通貨で売買されるため、仮想通貨取引所で口座開設する必要があります。
はじめて仮想通貨取引所で口座開設するなら、ダウンロード数NO.1の国内取引所コインチェックがおすすめです。
※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
電話でもサポートしてくれるため、安心して口座開設できます。※
まずは、下記のリンクからコインチェックにアクセスして、会員登録を進めていきましょう。
なお、以下の記事ではコインチェックの口座開設方法を15枚の画像を使って詳しく開設しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
1-2.イーサリアム(ETH)を購入する
コインチェックへの登録が完了したら、日本円を入金してイーサリアムを購入しましょう。
まずはコインチェックに日本円を入金します。
日本円の入金方法は下記の3つ。
入金方法 | 手数料 |
---|---|
銀行振り込み | 無料 ※振り込み手数料はユーザー負担 |
コンビニ入金 | 770円 |
クイック入金 | 770円 |
振り込み手数料はユーザー負担になりますが、手数料がかからない銀行振り込みがおすすめです。
コインチェックに日本円の入金が完了したら、ホーム画面左の「販売所(購入)」をクリックして、イーサリアムを購入します。
数量と合計を確認して「購入する」をクリックすれば、イーサリアムの購入は完了です。
1-3.メタマスクをインストールする
イーサリアムの購入が完了したら、メタマスク(MetaMask)でウォレットを作成しましょう。
メタマスクとは、仮想通貨ウォレットのことで、インターネット上で管理するお財布をのことを指します。
メタマスクのインストール方法は下記の通り。
- 「Chromeウェブストア」よりメタマスクをインストールする
- 「ウォレットの作成」をクリックしてパスワードを設定する
- バックアップフレーズを必ず保存して「全て完了」をクリックする
バックアップフレーズは、必ず保存しておきましょう。
アカウントの復元やバックアップをする際に必要です。
万が一バックアップフレーズが流出してしまうと、NFTや仮想通貨が盗まれてしまいます。
他人に見られないよう保存しましょう。
1-4.メタマスクにイーサリアムを送金する
イーサリアムをメタマスクに送金しましょう。
先ほど作成したメタマスクを開き、下記画像の通り「0x」から始まるアドレスをコピーします。
続いて、コインチェックにログインしてホーム画面左の「暗号資産の送金」をクリックします。
下記画像に切り替わるので、上から順番に記入していきましょう。
入力項目 | 概要 |
---|---|
送金する通過 | Ethereum(イーサリアム)を選択する |
送金先 | メタマスクの「0x」から始まるアドレスを貼り付ける |
送金目的 | その他を選択 |
送金額 | 送金したい額を入力し、申請内容を確認して「次へ」をクリックする |
イーサリアムを送金してから、メタマスクに反映されるまで約5分かかります。
すぐに反映されないので、少し待ってからメタマスクを確認しましょう。
1-5.NFTマーケットプレイスに登録する
メタマスクからイーサリアムへの送金が完了したら、NFTマーケットプレイスに登録しましょう。
NFTマーケットプレイスは世界最大規模の「OpenSea(オープンシー)」がおすすめです。
海外を含め利用者数が多いため、NFT化した絵が最も売れやすいマーケットプレイスといえます。
OpenSeaにアクセスしたら、画面右上のアカウントマークから「設定」をクリックします。
先ほど作成したメタマスクを選択して、ウォレットを接続しましょう。
メタマスクのウインドウが表示されたら「署名」をクリックします。
プロフィールの設定画面になるので、設定していきましょう。
後は届いたメールにあるリンクをクリックして、OpenSeaへの登録は完了です。
1-6.絵(アート)をNFTにして出品する
最後にあなたが描いた絵をNFTにして出品していきます。
OpenSeaにアクセスしたら、画面右上のアカウントマークから「作成」をクリックします。
画面が切り替わるので、必要な情報を入力していきましょう。
作成が完了したら「販売用に出品」をクリックします。
画面が切り替わるので、価格や期間などの項目を記載します。
なお、はじめての方であれば「固定価格」で良いでしょう。
入力が完了したら「リスティングの掲載を完了」をクリックして、NFTアートの出品は完了です。
2.【NFTは売れない?】先駆者から学ぶNFTで絵(アート)を売るコツ4選
NFTアートを売るコツは下記の4つ。
NFTアートは絵が上手いだけでは売れないため、本章で紹介する方法をチェックしながら読み進めてください。
国内のアーティストの事例と合わせて紹介もするので、ぜひ売れるNFTアートのヒントを得ていきましょう。
2-1.絵のコンセプトを決める
売れるNFTアートにするには「集めたいと思われるよう」絵のコンセプトを決めましょう。
NFTにおけるコンセプトは「作品全体の雰囲気や方向性」です。
例えば、約27億円で取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス)は「ドット絵」で作品が統一されています。
また、国内で人気のCryptoNinja(クリプトニンジャ)もまた「忍者絵」で作品が統一されています。
現実世界に置き換えるなら「ビックリマンシール」や「トレーディングカード」をイメージすると良いでしょう。
コンセプトが定まっていれば、作品全体の世界観を伝えられ、絵に対する価値観に共感した人から注目が集まるはずです。
コンセプトが定まらない場合は、OpenSeaといったNFTマーケットプレイスを覗いて参考にすると良いでしょう。
2-2.NFTマーケティングをする
NFTは「絵が上手いだけでは売れない」傾向にあるため、NFTマーケティングする必要があります。
NFTマーケティングの具体的な手法として以下3つ挙げました。
NFTマーケティング | 目的 |
---|---|
ペルソナ(ターゲット)を特定する | あなたのNFTアートをどのような人が購入するかを明確にして獲得しやすいファンを明確にする |
コミュニティを構築する | NFT作品を通じてファンを増やす |
顧客が求めるものを提供する | 顧客が求めるものを理解して、ライバルとの差別化を図る |
このように、NFTではファンを多く増やすことが大切です。
ファンを増やせればSNSのアイコンとして活用され、多くの人にあなたのNFTアートが目に触れる機会があり、認知のきっかけになります。
NFT初心者であれば、まずはファンを増やすことから始めましょう。
2-3.イーサリアムで出品する
NFTアートを販売する際はイーサリアムで出品するのがポイントです。
「NFT=イーサリアム」と言われるほど浸透しており、市場規模が大きく流動性があるためです。
例えば「Polygon(ポリゴン)」は、ガス代(手数料)が安いことで人気のブロックチェーンですが、規模が小さいことから購入を避けるユーザーがほとんどです。
Openseaのイーサ版ではなく、ポリゴン版という出品料が安いとこで出品してるけど、利用人口が少ない他にも機能面も制限あるみたい。セット販売やオークションが出来ないとか。ここぞってときはイーサを使ってく感じかな。
引用:Twitter
この作品いいな~、お値段もよき~、と思ってもポリゴンだとどうしても見送ってしまいがち。 長くコレクション運営しようと思っている人は、イーサリアムの方が良い気がするよ。イーサリアムの方が市場規模大きくて流動性あると思うから。二次、三次流通以降を考えるならイーサリアムが良いなと思う。
引用:Twitter
このように、2次流通(転売)以降を狙ってNFTアートを購入するケースは珍しくありません。
NFTアートで稼ぎたいと思っている人や今後の展開を考えるなら、イーサリアムでの出品がおすすめです。
2-4.価格を安くする
NFTアートをはじめて出品するなら価格を安く設定するのがポイントです。
はじめたばかりの段階では認知度が低いほか、価値のあるアートなのか未知数なので、あまりにも高い価格では購入されません。
具体的には、0.001ETH(約250円)〜0.01ETH(約2500円)※くらいからスタートするのがおすすめです。(※2023年7月時点)
ファンが増え売れはじめれば、価格を上げても自然と売れるようになります。
事実、最低価格が4ETHで売買されている「CoolGirlNFT」の生みの親imotoさんもはじめは価格を安くして徐々に高い価格にして成功されています。
NFTの運営初期は、なるべく作品の価格を安くしましょう🍀はじめから高い価格にすると、売れずに自分の首を絞めることに。今でこそ0.2 ETH以上でお迎え頂いているCool Girlも、序盤は0.02→0.04 ETHにすると、もう売れませんでした🥲NFT運営はいかに目先の欲を捨てられるかがミソだと思う。
引用:Twitter
「少しでも高く売りたい」と思うかもしれませんが、はじめは目先の利益ではなく長期的な運用を考えて価格設定しましょう。
3.NFTの絵(アート)を売れるプラットフォーム2選
下記のNFTマーケットプレイスを紹介。
それぞれどのような特徴があるのかチェックしながら、利用したいと思うNFTマーケットプレイスを選んでいきましょう。
3-1.世界最大規模のマーケットプレイス「OpenSea」
OpenSea(オープンシー)は、2017年12月につくられたNFTマーケットプレイス。
NFTマーケットプレイスは世界中にありますが、OpenSeaは世界最大規模をほこり、NFT市場をけん引しています。
「DappRadar」のデータをみても、NFTのマーケットプレイスの取引高やユーザー数ともに1位となっています。
このように、利用者数が多いことから「NFTアートをはじめて出品するならOpenSea」という流れがあります。
有名なNFTもOpenSeaに出品されているので、購入する際にもおすすめできるNFTのマーケットプレイスです。
3-2.日本の仮想通貨取引所が運営する「Coincheck NFT」
Coincheck NFTは、2021年3月につくられた国内初のNFTマーケット。
国内の仮想通貨取引所であるコインチェックが運営しています。
Coincheck NFTは先ほどのOpenSeaとは異なり、出品や購入時のガス代(手数料)がかかりません。
また、国内のサービスなので海外のマーケットプレイスに比べると使いやすく感じるでしょう。
「ガス代は少しでも安い方が良い」「海外のマーケットプレイスに抵抗がある」などの場合は、Coincheck NFTの利用を検討しましょう。
なお、Coincheck NFTについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
4.参考にしたいNFTアーティストを紹介
コレからNFTアートを売って活動していきたい人に向けて、参考にしたいアーティストを紹介します。
それぞれNFTアートを高額で売っている方なので、ぜひ参考にしながら読み進めてください。
4-1.milk|CITY BOY&CITY GIRL
おしゃれでかわいいNFTアートの「CITY BOY&CITY GIRL」。
下記をコンセプトとしており、 POPでキュートかつシンプルな作風が人気のNFTアートです。
個性的な若者達が集まる街。彼らの日常のワンシーンを切り取ったNFTコレクション。
引用:OpenSea
2021年10月にmilkさんによって描かれたアートの総取引高は「62ETH(約1600万)」に及び、国内トップクラスのNFTアートとなっています。(2023年7月時点)
Twitterを初めとしたSNSの活用や音声配信アプリのVoicyなどで積極的に発信しています。
これからNFTを初める方はぜひチェックしておきましょう。
4-2.タニグチコウイチ|Stacking People
優しいタッチで絵本アートのような「Stacking People」。
下記をコンセプトとしており、遊び心のある作風が人気のNFTアートです。
実からファンタジーまで、大きいものから小さいものまで、甘いものからスパイシーなものまで、かわいいものからかわいいものまで。頭の上にはいろんなものが重ねられています。
引用:OpenSea
2022年7月にイラストレーターのタニグチコウイチさんによって描かれたアートの総取引高は「5ETH(約130万)」にも及びます。
また、収益の軸はNFTにとどまらず、イラストレーターとしての仕事をはじめ、LINEスタンプやTシャツなどのグッズも販売しています。
NFTアートをきっかけにオリジナルアイテムまで販売を考えている方はぜひチェックしておきましょう。
まとめ|NFTで絵を売るのは誰でも簡単にできる!
本記事では、自分で描いた絵をNFT化して売るための手順や売り方のコツについて詳しく解説しました。
NFTアートはクリエイターの新たな収入源になることはもちろん、NFTアーティストとして活動したい人にもチャンスのある市場です。
近年ではメディアの露出が増えたほか、多くのクリエイターが活躍していることから「もう遅いのでは」と思うかもしれません。
しかし、発展途中の市場であり国内クリエイターは少ないので、先行者優位の「今この瞬間に」一歩を踏み出してみてください。
はじめの一歩として、コインチェックの登録からスタートしていきましょう。
NFTで絵を売るに関するよくあるQ&A
- NFTアートを売るのにおすすめの販売サイトはどこ?
- おすすめはOpenSeaです。世界最大規模のマーケットプレイスであり、利用者数も多いため、NFTをはじめた方には特におすすめのNFTマーケットプレイスです。
- NFTアートが売れた後は何をすればいい?
- はじめてNFTアートが売れたら購入者にお礼を伝えるのがおすすめです。例えば、OpenSeaであれば、SNSのアカウントが連携されているケースがほとんどなので、購入者のアカウントをフォローしたりリプで感謝のメッセージを伝えたりしましょう。ファンになってくれる可能性があるほか、SNSでの拡散が期待できます。
- まったくの初心者だけどNFTを販売してみてもいいの?
- 初心者でもNFTは販売できます。