スマホでNFTアートは作れる?
作り方とおすすめのアプリを教えて!
どうせなら出品方法まで知りたい!
結論から言うと、スマホでもNFTアートは簡単に作れます。
実際に、絵が得意でない編集部メンバーが「8bit Painter」を使ってドット絵(ピクセルアート)を作り、NFTにするまでを体験してみました。
スマホでNFTアートを作る過程や出品までを32枚のスクショにまとめたので、体験をもとに詳しく解説していきます。
本記事を読み終わるころには、案外簡単に絵を作れることが把握でき、出品に向けて動き出せるはずです。
なお、NFTを始める方すべてに共通する「仮想通貨」と「ウォレット(ネット上のお財布)」の準備をしておくと、よりスムーズに出品ができます。
特に仮想通貨の口座準備には、少し時間がかかることもあるので、5分で登録できる「コインチェック」にサクッと登録しておきましょう。
1.【実践】スマホアプリを使ったNFTアートの作り方
「8bit Painter」を使ってドット絵(ピクセルアート)を実際に作ってみました。
絵を描くのに慣れている方であれば、5分もかからず作成できるでしょう。
なお、絵をあまり得意としていない編集部メンバーがドット絵を描いてみました。
まずは、Apple StoreまたはGoogle Playよりアプリをインストールしましょう。
なお本記事では「Apple Store」での画面を使って紹介します。
続いて、8bit Painterがダウンロードできたら、下図の通り1〜3の順に進めてドッド数を選びましょう。
ドット絵で有名な「CryptoPunks(クリプトパンクス)」と同じく24×24にしました。
特に決まりはないですが、迷ったら24×24で良いでしょう。
最後は、下図の手順で好きな絵を描いて色を塗れば完了です。
後はNFTにするだけなので、次の章で詳しく解説していきます。
初めて8bit Painterを使ったのですが、直感的に操作ができるので誰でも簡単にドット絵を描くことができるでしょう。
2.作ったNFTアートをスマホで出品する方法【5STEPで解説】
スマホを使ってNFTアートを出品する方法を5つのステップにわけて解説します。
25枚のスクショを使って解説するので、迷うことなく進められるでしょう。
2-1.ETHとウォレットの準備をする
NFTアートをスマホで出品するには「仮想通貨のETH(イーサ)」と「ウォレットのMetaMask(メタマスク)」の準備が欠かせません。
それぞれ基本的な部分を下記の表に簡単にまとめてみました。
準備するもの | 概要 | 使用するアプリ |
---|---|---|
ETH (イーサ) | イーサリアムと呼ばれるプラットフォームで 作られた仮想通貨のこと | コインチェック |
ウォレット | 仮想通貨を送金したり受け取ったりできる インターネット上の「お財布」のこと | ・MetaMask(IOS) ・MetaMask(Android) |
開設までのハードルが高く感じるかもしれませんが、10分程度あればそれぞれ登録ができるでしょう。
なお、コインチェックは申し込みから数日程度まつこともあるので、まとまった時間が取れない人は先に口座開設しておくのがおすすめです。
2-2.OpenSeaをダウンロードする
OpenSeaとは、NFTのマーケットプレイスです。
IOS・Android・パソコンなどで、ダウンロード先が異なります。
下記にそれぞれのダウンロード先を挙げました。
デバイス | ダウンロード先 |
---|---|
iPhone | Apple Store |
Android | GooglePlay Store |
パソコン | ブラウザ版を使用するため アプリのダウンロードは不要 |
2-3.MetaMaskを接続する
OpenSeaのダウンロードが済んだら、MetaMaskを接続していきましょう。
なお、アプリだとうまく接続ができないこともあるので、今回はスマホでブラウザ版を使って接続する方法を紹介します。
OpenSeaのブラウザ版を開いたら、下図の通りに設定していきましょう。
2-4.プロフィールの設定をする
MetaMaskとの接続が完了したら、OpenSeaで下図の通りにプロフィールの設定をしていきましょう。
上記画像「6番」で詳細なプロフィール設定をおこないます。
設定できる項目は下記の通り。
- Username(ユーザー名)
- Bio(プロフィール)
- Email Address(メールアドレス)
- Social Connections(Twitter連携)
- Links(InstagramやWebサイトのURL)
- Profile Image(プロフィールアイコン)
- Profile Banner(背景画像)
メールアドレスは公開されないので安心してください。
設定が完了したら上記画像の「7番」の通り「Save」をタップし、登録したアドレス宛にメールが届きます。
メールが届いたら、上記画像の通り進めていきましょう。
「9番」まで完了したら、画像「1〜3番」の手順をふんで、「10番」のように設定されたプロフィールが反映されていれば完了です。
2-5.出品するアートを登録する
プロフィールの出品が完了したら、下図の通りに出品したいアートを登録していきましょう。
上記「3番」で、NFTにしたい画像や名前などの設定をします。
利用するBlockchain(ブロックチェーン)は後から変更できないので、注意しましょう。
迷ったらETHを選択するのが無難です。
上記画像「8番」で価格などの設定をしていきます。
NFTアート販売初期であれば、1ETHのように高すぎても売れにくいので、0.001ETH(約250円)〜0.05ETH(約13,000円)くらいがおすすめです。
最後に「9番」まで完了して、下記のように表示されたらスマホでのNFTアートの出品は完了です。
3.スマホでNFTを作る時におすすめのアプリ4選
スマホでNFTアートを作る際におすすめのアプリを4つピックアップしました。
- シンプルな機能性で簡単にドット絵を作るなら「8bit Painter」
- イラストのNFTを作るなら「ibis paint X」
- 細かい操作まで視野に入れるなら「dotpict」
- ジェネラティブNFTを作るなら「ジェネラティブNFTジェネレーター」
3-1.シンプルな機能性で簡単にドット絵を作るなら「8bit Painter」
アプリ名 | 8bit Painter |
おすすめの人 | 直感的に操作したい人 |
App Storeの評価 | 4.6 |
Google Playの評価 | 4.4 |
参考にしたい動画 | https://youtu.be/KgwY1eVPcTo |
利用料金 | 無料 |
8bit Painterは直感的に操作したい人におすすめです。
お絵描き感覚で操作できるため、絵が苦手な方でも容易にドット絵が作れるでしょう。
また、画像をインポートすれば自動でドット化できる嬉しい機能も充実しています。
ポチポチとマスを塗りつぶしながら、直感的にドット絵を作成したい方は「8bit Painter」を検討してみてはどうでしょうか。
3-2.イラストのNFTを作るなら「ibis paint X」
アプリ名 | ibis paint X |
おすすめの人 | イラストのNFTを作りたい人 |
App Storeの評価 | 4.7 |
Google Playの評価 | 4.4 |
参考にしたい動画 | https://youtu.be/NH40QicZGd4 |
利用料金 | 無料 |
ibis paint XはイラストのNFTを作りたい人におすすめです。
彩度・明度・濃さなど、細かく描けるのが特徴で、細部までこだわりをもったNFTアートを作れます。
使えるツールが多い分はじめは慣れないかもしれませんが、オリジナルの作風を作るのに最適なスマホアプリと言えるでしょう。
また、多くのユーザーが利用しているだけに、参考になるノウハウも見つかりやすいです。
細部までこだわりを持ってイラストを描きたい人は、ibis paint Xの利用を検討しましょう。
3-3.細かい操作まで視野に入れるなら「dotpict」
アプリ名 | dotpict |
おすすめの人 | ドット絵で細部までこだわりたい人 |
App Storeの評価 | 4.5 |
Google Playの評価 | 4.4 |
参考にしたい動画 | https://youtu.be/vgA-AfEDTFk |
利用料金 | 無料 |
dotpictはドット絵で細部までこだわりたい人におすすめです。
先ほど紹介した「8bit Painter」よりも機能やカラーが豊富。
また、dotpictはアプリを通じて、ユーザー同士でコミュニケーションが取れます。
そのためドット絵仲間を見つけたい方に、特におすすめのアプリと言えるでしょう。
3-4.ジェネラティブNFTを作るなら「ジェネラティブNFTジェネレーター」
アプリ名 | ジェネラティブNFTジェネレーター |
おすすめの人 | ジェネラティブNFTを作りたい人 |
App Storeの評価 | ー |
Google Playの評価 | ー |
利用料金 | 無料 |
ジェネラティブNFTジェネレーターは、その名の通りジェネラティブNFTを作りたい人におすすめです。
なお、ジェネラティブNFTとは、複数のパーツを組み合わせて自動生成されたNFTアートのことを指します。
複数のパーツを準備できれば、すぐにでもジェネラティブNFTの作成ができます。
ただ、ドット絵やイラストの準備が必要なので、先ほど紹介したアプリとの併用が必要です。
イラストがある程度できた段階で、ジェネラティブNFTを作りたい方は、ジェネラティブNFTジェネレーターの利用を検討しましょう。
4.スマホでNFTアートを作る時に押さえたいポイント2選
スマホでNFTアートは簡単に作れますが、描きたいジャンルを決める必要があり、求められる作風への理解が欠かせません。
本章で紹介する2つのポイントを把握しておけば、売れるNFTアートへのスタートを切れるはずです。
どのようなポイントを抑えるべきなのか2つ紹介しますので、チェックしながら読み進めてください。
4-1.描きたいジャンルのアプリを選ぶ
NFTアートは作品の雰囲気を統一しているものが売れているので、描きたいジャンルのアプリを選ぶのが大切です。
例えば、NFTアートは作風によって利用すべきアプリが異なります。
作風 | アプリ例 | 代表的な作品例 |
---|---|---|
ドット絵 (ピクセルアート) | 8bit Painter | CryptoPunks |
イラスト | Ibis Paint X | CryptoNinja NFT |
どのような作風にするのか決めて、スマホアプリを選択していきましょう。
なお、後述で「8bit Painter」を使って、ドット絵の作り方を実践します。
>> 8bit Painterを使ったNFTアートの作り方をみる
4-2.動画やコミュニティで描き方を学ぶ
NFTアート初心者をはじめイラストレーターの方でも、動画やコミュティで学ぶのがおすすめです。
NFTアートは絵が上手いだけでは売れないので、NFTに求められる作風の理解が欠かせません。
例えば、YouTubeで「NFT アート 描き方」と検索するだけで多くの参考動画が見つかります。
また、コミュニティで学ぶなら「ひとジェネ(ひとりでジェネるもん)」がおすすめです。
NFTはリアルアートとは異なり、ジェネラティブNFT(自動生成されたアート)という特殊な出品方法があります。
ジェネラティブはNFTアートならではの描き方・出品方法なので、コミュティで学ぶのが売れる作品への近道と言えるでしょう。
無料で学べる方法ばかりなので、参考になる動画やコミュティを探してオリジナルNFTの作成をしてみてください。
5.スマホアプリでNFTアートが作れない時はプロに依頼するのもあり
「自分でNFTアートを作るのは難しそうだな」という方は、プロのアーティストに依頼する方法があります。
例えば、スキルシェアで有名なココナラや直接アーティストの方に依頼してNFTアートを描いてもらっても良いでしょう。
実際、国内で有名な下記のNFTアートはアーティストと販売者(NFTマーケター)は別のケースもあります。
上記の他にも国内では、別々のケースが多く見受けられます。
「上手な絵を描けないけど、販売したい」という方は、 アーティストに依頼するのを検討すると良いでしょう。
なお、 アーティストにとって不利になるような提案やあまりにも安すぎる依頼はおすすめしません。
下記の口コミでもわかる通り、アーティストを搾取するような提案の仕方は断られることもあるため、避けるようにしてください。
「あなたのアートは素晴らしいです。NFTアートというものをご存知ですか?ぜひあなたのイラストでNFTアートを制作させて頂きたいと思っています!まずは10枚5万円にてご制作頂けませんか?その後も継続的に発注を予定しています。ぜひご検討頂けますと幸いです!」
とのこと。はい。お断わり申し上げます。NFTアートのうま味を全て奪われるような内容で、1枚5,000円という低価格で販売するわけがございません。
引用:note
アーティストと販売者双方にとって良い形で着地できるよう対応して、失礼のないようにしてくださいね。
まとめ|NFTアートは誰でも簡単にスマホで作れる!
本記事では、NFTアートをスマホで作る方法やおすすめのアプリなどについて詳しく解説しました。
今回は編集部メンバーが「8bit Painter」を使って、10分程度でドット絵(ピクセルアート)を実際に作ってみました。
絵を得意としているメンバーではないのでクオリティは高くないですが、絵が得意な方やアーティストであれば、スマホでも良い作品ができるでしょう。
もちろん初心者であっても、じっくりと描けば良い作品を作れるはずです。
また、NFTの出品方法まで解説したので、NFTを売りたい方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
「NFTを売りたいし買いたい」という方は、どのみち仮想通貨取引所に登録する必要があります。
まずは安心の国内取引所「コインチェック」に登録だけしておきましょう。
すぐに登録ができない場合もあるので、先に登録しておけば、いざ動き出す時にスムーズにNFTの売買ができます。
スマホアプリでのNFTアートの作り方に関するよくあるQ&A
- ガス代とは?
- ブロックチェーン上で取引をするたびにかかる手数料のことです。時期にもよりますが、おおよそ数百円〜数千円程度かかります。なおブロックチェーンとは、取引の情報をブロックと呼ばれる単位で記録しており、前後のブロックはチェーンのようにつながれてることを指します。
- 出品したNFTアートが売れな原因はなんですか?
- 主に売れない原因は市場規模の大きさにありますが、他の要因として下記4つが挙げられます。
・認知されていない
・トレンドを抑えていない
・値段が高い
・2次流通が期待できるNFTアートでない
なお、以下の記事では売れないNFTの原因について深堀しているので、気になる人はぜひ合わせてご覧ください。