文章が下手でもWebライターになれる?
Webライターに興味があるけれど上手い文章を書ける自信がない……。
上手い文章が書けないとWebライターになれないのか、疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
「Webライターをやってみたいけれど、文章が下手だから無理かも」と諦めてしまいそうになるかもしれません。
世間的には「Webライター=文章が上手い」というイメージを持つ人が多いのかなと思います。
実際、私が友人にWebライターをやっていることを話すと、「すごい!私は文章力ないから絶対無理だなぁ」と言われることが多いです。
この記事を書いている私も、最初は自分の文章に自信がなく「本当にWebライターで稼げるのだろうか」と不安に思っていました。
結論、Webライターは現時点での文章が下手でも、なんとかなります。
なぜならWebライターは「型」を覚えるだけで、一気に分かりやすい文章が書けるようになるからです。
本記事は、「Webライターに興味があるけれど文章力に自信がない」と悩んでいる人に向けた記事となっています。
Webライターを経験し、ディレクターや経営者として活躍している2人の体験談も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
監修者:中川 悟志【Webライターから経営者】
京都で編集プロダクションを経営。Webライター開始1ヶ月で月10万円を達成し、その後法人1社目を仲間と一緒に起業。SEOブログとSNSを2,500万円で売却した実績がある。現在は独立し、法人を経営。
Webライターから経営者まで経験してきた知見を活かし、Webライターにとって価値ある情報を発信している。
監修者:清水 ひろき【Webライターからディレクター】
2年前に副業Webライターとして活動をスタートさせ、現在はディレクター兼Webライターとしてコンテンツ作りに携わっている。
執筆者:池田 紫乃【職人Webライター】
東京都在住のフリーランスWebライター。5年半金融機関に勤務後、生きやすさを求めてWebライターに転身。転職や金融など人生の転機に役立つ記事を書いている。
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Webライターは現時点での文章が下手でもなんとかなる
Webライターは現時点での文章が下手でもなんとかなります。
なぜなら、「文章の型」を覚えれば誰でも分かりやすい文章が書けるようになるからです。
型に当てはめて執筆しているうちに文章も自然と上手くなっていくので、現時点での文章力に自信がなくても大丈夫。
また、そもそもWebライターに「センスのある文章」を求められることはほとんどないと感じています。
Webライターは、小説やエッセイのような「心に刺さる文章」よりも、簡潔かつ誤解を生まない「分かりやすい文章」を書けるかが重視されます。
100名以上ディレクションしてきましたが、実力のないWebライターほど「謎の”オリジナリティ”」を出そうとして、読みにくい文章を提出してくる傾向にあります。
でも読者からしたら、google検索をして「正しい情報」を教えて欲しいだけなので、書き手の「悪い意味でのオリジナリティ」は邪魔になってしまいます。
逆に言うと、オリジナリティのない「教科書通りの文章」を書けさえすれば、Webライターとして十分通用するのです。
アーティスティックでオリジナリティある文章を書ける必要はありません。
代表的な文章の型PREP法を覚えるだけで格段に文章はわかりやすくなる
Webライターが使うべき文章の型にはさまざまなものがありますが、Webライターは特に「PREP法」を覚えることで、格段に分かりやすい文章が書けるようになります。
PREP法とは、プレゼンテーションやビジネス文書など、分かりやすい文章が求められる場面でよく用いられる文章の型です。
PREP法では、1つの段落に対して以下のように文章を組み立てます。
P(Point)結論:「~は〇〇です」
R(Reason)理由・根拠:「なぜなら××だからです。」
E(Example)具体例:「例えば△や◇です。」
P(Point)結論:「よって~は〇〇といえます。」
※R(理由)とE(具体例)の間に、反論、反論に対する意見を入れる場合もあります
例えば「Webライターは副業をしたい人におすすめ」という内容を説明する文章について、PREP法を使わなかった場合と、使った場合に分けて見てみましょう。
<通常の文章>
近年は副業を解禁している企業が増えており、「本業の合間にチャレンジしてみようかな」と思う人もいるでしょう。
ポイ活やモニターは誰でも簡単にチャレンジできるものの、大きな収益は見込めないかもしれません。
また、株式投資やFXは収益性が高いものの、専門的な知識が必要で、リスクも大きいので手を出しにくいと感じる人も多いです。
そこでおすすめなのが、Webライターです。
Webライターはすきま時間に作業がしやすく、PCを持っていれば場所を選ばず働けます。
<PREP法を用いた文章>
Webライターは副業を始めたい人におすすめの職業です。(P:結論)
なぜなら、WebライターはPCを保有していれば誰でも始められて、家やカフェなど場所を選ばず働けるからです。(R:理由・根拠)
例えば、家事や育児の合間に自宅で作業する、始業前や終業後にカフェに寄って記事を書くなど、スキマ時間を活用して副業ができます。(E:具体例)
とはいえ、「Webライターって稼げるの?」「リスクがあるのでは?」と疑問に思う人もいるでしょう。(反論)
しかしWebライターはポイ活やモニターに比べると単価が高いことが多く、稼ぎやすい副業です。また、株式投資やFXのような損失を抱えるリスクはほとんどありません。(反論に対する意見)
よってWebライターは、副業を始めようか悩んでいる人におすすめの職業といえるでしょう。(P:結論)
同じような内容でも、PREP法を使って説明すると格段に分かりやすくなりますよね。
伝えたいことをPREPに当てはめるだけで、文章力に自信がない人でも分かりやすい文章が書けるようになります。
センスのある文章は書けなくてもいい
Webライターには、俗にいう「センスのある文章」が求められることはほとんどありません。
Webライターが書く記事は、読者の悩みや疑問を解決する役目があります。
そのため、センスのある文章よりも、誰にでも理解できるような文章が書けるかが重要です。
実際、Webライティングにおいては、中学生でも理解できるような文章を心がけます。
小説やエッセイのような、読者の心を惹きつけるような言葉選びや、思わず感心するような比喩表現・言い回しは、人によっては分かりにくいと感じ、記事を読むのをやめてしまうかもしれません。
つまり、センスのある文章が書けたとしても、読者の悩みや疑問を解決できなければ意味がないのです。
逆にいえば、センスのある文章が書けなくても、Webライターとして活躍することは可能といえます。
ライターとして月20万円稼ぐ私も最初は文章が下手でした
Webライターになって3年目の筆者も、最初は文章が下手でした。
Webライターをやる前は文章を扱う仕事と無縁だったこともあり、文章について深く考えたこともありませんでした。
今になって初心者の頃の記事を読み返すと「よくこんな文章を書いてWebライターを名乗っていたな……」と恥ずかしくなるほどです。
文章の型を意識したら分かりやすい文章が書けるように
PREP法をはじめ、文章の型PREP法をを意識した執筆を心がけてから、クライアントに「記事の質が高い」と褒められるようになりました。
特にPREP法では結論を最初に伝えるので、記事を読む側も自分が知りたい情報を見つけやすく、悩みや疑問の解決につなげやすいのがメリットです。
また、結論に対する理由・根拠や具体例もセットで提示するため、説得力の高い文章を作りやすくなります。
文章の型PREP法は、慣れて使いこなせるまで少し時間がかかるかもしれません。
筆者もPREP法を使うときは、自分が書きたい内容を毎回「P(Point)結論」「R(Reason)理由・根拠」「E(Example)具体例」「P(Point)結論」に分けて文章を組み立てていたので、最初は苦戦したことを覚えています。
しかし慣れてしまえば、誰でも分かりやすい文章を作れるようになるはずです。
文章の型PREP法をマスターすることで、文章力に自信がなかった文章が下手だった私でも格段に読みやすい文章記事が書けるようになったので、文章が下手で悩んでいる人も安心も現時点での文章力に自信がない人でも安心してくださいね。
執筆スピードも格段にアップ
文章の型PREP法を使って執筆するようになってから、クオリティだけでなく執筆スピードも速くなりました。
例えば、PREP法では「結論→理由・根拠→具体例→結論」という流れが決まっているので、文章の流れに悩まなくていいのがメリットです。
そのため、PREP法を使えば質の高い記事をよりスピーディに執筆できるようになります。
筆者は、クオリティとスピードの両方がアップしたことで作業効率が良くなり、収入も徐々上がっていきました。
Webライターには文章以外でも困難はある
文章力に悩んでいる人でも、文章の型を覚えて使いこなせばWebライターとして活躍することが可能です。
しかしWebライターは文章以外にも乗り越えなければいけない問題があるため、事前に知っておきましょう。
実際筆者が初心者時代に経験した困難は以下のとおりです。
- 納期の管理
- 突然の契約終了
これらの困難への対策法を解説するので、これからWebライターを始めようとしている人は目を通しておきましょう。
解決策1. 執筆時間を測っておく
文章力だけでなく、納期の管理に悩むWebライターも多くいます。
Webライターは基本的に納期仕事なので、自分自身でスケジュールを管理する必要があります。
そのため、執筆にどのくらいの時間が必要かを具体的に把握し、納期から逆算して計画的に作業を進めることが大切です。
スマホのタイマー機能などを使って執筆にかかる時間を測っておくと、続けるうちに「このジャンル、文字数の記事なら〇時間作業すれば提出できるだろう」と判断できるようになります。
初心者、ベテランにかかわらず、Webライターとして活躍するなら納期厳守は必須です。
「当たり前じゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、当たり前のことを当たり前にできるWebライターはクライアントからも重宝されます。
クライアントに信頼されるWebライターになるためにも、自分の執筆時間を把握し、納期管理を徹底しましょう。
解決策2. 常に複数のクライアントと取引する
Webライターとして活動している中で、クライアントから突然契約終了を伝えられ、仕事がゼロになることがあります。
基本的にWebライターは「業務委託」という形で案件を依頼されるため、クライアント都合で突然依頼がストップすることも珍しくありません。
急に契約が終了しても他のクライアントとの取引でカバーできるよう、リスクヘッジしておくことが重要です。
Webライターとしてなるべく安定して稼ぐためにも、常に複数のクライアントと取引することをおすすめします。
複数のクライアントと取引するのは大事ですね!急に契約終了になることを2回ほど経験しています。1社だけのように取引先を絞ってしまうと万が一の時に、収入がゼロになってしまうので、慣れるまでは2〜5社と取引するのがおすすめです!
僕は最大7社と取引しましたが、それなりにスケジュール管理が求められるので、初めは無理のない範囲で複数社と取引してくださいね。
まとめ|文章が下手でもwebライターに向いてないとは限らない
Webライターは文章が下手でもなんとかなります。
PREP法など「文章の型」を使いこなせば分かりやすい文章が書けるようになるため、現時点での文章力に自信がなくてもWebライターに向いてないとは限りません。
私自身もWebライターを始めるまでは「文章が下手だけど大丈夫かな……」と不安でしたが、3年目の今ではWebライターの仕事で生計を立てられるようになりました。
今、この記事を読んでいるあなたはきっと今の自分の文章力に自信がなくて悩んでいるかと思います。
それでも私のように、もともと文章が下手でもWebライターになった人も多くいるので、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてくださいね。
この記事が、Webライターを始めようか迷っているあなたにとって、背中を押せるような存在になることを願っています。